こんにちは、オオトリです。
みなさんはオイルフリー商品をどのように探していますか?
そんな方に向けて、今回はオイルが合わない筆者が実践している「オイルフリー商品を見つける方法」を紹介します。
ポイントは全成分表示を見ることです!
この記事を読めばきっとオイルフリー商品を見つけることができるはず。
オイルフリー商品をお探しの方はぜひ最後までお読みください。
この記事では主にスキンケア化粧品(化粧水、乳液、クリーム、美容液など)を想定しています。
オイルフリー化粧品とは
オイルフリー化粧品とはオイルが配合されていない化粧品のことです。
使用感は比較的さっぱりしていて、皮脂が多い方やニキビができやすい方におすすめです。
筆者は数年前からオイルで肌荒れするようになってしまい、現在スキンケア化粧品はオイルフリーのものを使っています。
その中で自分なりに編み出したオイルフリー商品の見つけ方を紹介していきたいと思います。
おことわり
あくまで素人の判断になりますのでご了承ください。
記事の中で不備があればご指摘いただけますと幸いです。
オイルフリー商品の見つけ方
オイルフリー商品を探す上でのポイントは下記の通りです。
それではくわしく見ていきましょう。
「オイルフリー」の記載がある商品を探す
オイルフリー商品を探すのに1番確実なのは「オイルフリー」「無油分」の記載がある商品を見つけることです。
よく見る記載は下記の3つ。
これらの記載がある商品は確実にオイルフリーなので、全成分表示を見る手間がありません。
店頭で探す
店頭で探す場合は商品を手に取ってパッケージを確認しましょう。
オイルフリー商品の場合、商品ロゴの下や裏面の説明書きに記載があります。
小さい字で書かれているので見落とさないように気をつけてくださいね。
インターネットで探す
インターネット検索でオイルフリー商品を探すときは、上記のキーワード「オイルフリー」「無油分」「ノンオイル」のどれかを入力しましょう。
例えば「オイルフリー 化粧水」「無油分 乳液」と打ち込んでいきます。
商品の画像やホームページが表示されますので気になるものをクリック。
ここで注意点がありまして、キーワード検索で出てきた商品の中にはオイルフリーではない商品も混じっている場合があります。
必ず詳細をクリックして商品の全成分表示を確認しましょう。
「無鉱物油」ってなに?
商品を探していると「無鉱物油」という記載の商品を目にします。
鉱物油ってなに?
鉱物油とは石油から作られる油のことです。
全成分表示では下記のように表示されます。
有名なのが白色ワセリン。
医薬品の軟膏にも使われています。
現在の鉱物油は精製技術が上がって純度が高いので、昔でいう“油焼け”を起こすことはありません。
安心してお使いいただけますよ。
鉱物油とはどのようなものですか?
資生堂 ワタシプラス
https://faq.wp.shiseido.co.jp/faq/show/200?category_id=20&site_domain=support
話は戻って「無鉱物」「鉱物油フリー」とは石油系オイルが入っていない商品のことです。
石油系オイルが入っていないなら安心だね。
ちょっと待って。ここで注意点があります!
石油系オイルは入っていないけど植物系・動物系オイルが入っている場合があります。
必ず全成分表示を確認しましょう。
オイルの種類
植物系?動物系?
そもそも美容オイルにはどんな種類があるの?
化粧品に使用されるオイルには原材料別に石油系・植物系・動物系の3種類があります。
種類によって肌への浸透性が異なるため、それぞれに期待される美容効果があります。
種類 | 原材料 | 名称 |
石油系オイル (鉱物油) | 石油由来 | ミネラルオイル、ワセリンなど |
植物系オイル | 植物由来 | オリーブオイル、ホホバオイル、ツバキオイルなど |
動物系オイル | 動物由来 | 馬油、スクワラン(サメ由来)※など |
※スクワランには植物系(サトウキビ由来)と動物系(サメ由来)があります。
美容オイルの種類でこんなに違う!種類別・テクスチャーと特徴まとめ
coyori https://www.coyori.com/column/beauty_column/272/
植物系・動物系オイルの表記は?
植物系・動物系オイルは比較的わかりやすく表記されていますので、判断がつきやすいかと思います。
ラベンダー油・オレンジ果皮油・ホホバオイル → 植物系オイル
馬油・スクワラン(サメ由来) → 動物系オイル
「〇〇油」や「〇〇オイル」と書いてあるのでわかりやすい。
「無鉱物油」「鉱物油フリー」で油断せず、植物系・動物系オイルが入っていないかを必ず全成分表示で確認しましょう。
よく出てくる成分
オイルフリー商品を探して全成分表示を見ていると、よく目にする成分があります。
ざっくりですが何種類かご紹介しますね。
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
界面活性剤。
水になじませやすい(親水性乳化)特徴をもつ。
クレンジングやシャンプーによく使われます。
オイルフリーなのにヤシ油?オイルなの?と以前は混乱することがありました。
PEG-60水添ヒマシ油
こちらも界面活性剤。
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルと同じく水になじませやすい(親水性乳化)特徴があります。
安全性の高い界面活性剤のため、敏感肌向けの化粧品にも使われています。
プロパンジオール
植物由来のアルコールの一種。
保湿作用や防腐補助の目的で化粧品に使用されています。
ジメチコン
シリコンの一種。
やわらかさやしっとり感など感触をよくするために使用されています。
化粧品成分オンライン
https://cosmetic-ingredients.org/
成分がわからない時は
化粧品の成分を検索できるサイトを使えば、自分で成分を調べることができます。
今はスマホを持ち歩いている方がほとんどでしょうから、外出先でもサクッと調べられますよ。
メーカーに問い合わせる
「自分で全成分表示を調べるのはめんどくさい…」
そんな方は商品の製造・販売メーカーに問い合わせるのがおすすめ。
どのメーカーにもお客さま窓口やお問い合わせが設置されています。
今は電話のほかにメールやチャットで対応するメーカーもありますので、気軽に問い合わせることができますよ。
BAさんがいるお店でも全成分表示を聞くことができます。
【おまけ】全成分表示の見方
今までさんざん出てきた「全成分表示」ってなに?
「全成分表示」は化粧品に使用した全ての成分のことです。
いわば化粧品の材料ですね。
化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)には薬機法により成分の表示が義務づけられています。
「全成分表示」は化粧品に表示するように義務付けられており、使用したすべての成分はパッケージに表示することになっています。
そして全成分表示には全成分を配合量の多い順で記載するというルールがあります。
このルールを利用すれば、自分の肌質に合う商品を見つけやすくなりますよ。
自分がどのくらいの量のオイルなら肌荒れを起こさないかを見極めて、商品選びができるといいですね。
「全成分表示」と「表示指定成分」!? 一体何がどう違うの?
Kao https://www.kao.com/jp/binkanhada/
筆者の体験談
筆者は数年前にオイルで肌がかぶれてしまいました。
が、どうしてもオイル美容があきらめきれず「違う種類のオイルなら合うかも」とオイルを試す日々を送っていました。
ワセリン、ホホバオイル、スクワラン(2種類)、米油、ヒマワリオイル、ローズヒップオイル…。
石油系・植物系・動物系のオイルを全て試したのですが、結局肌は荒れたまま。
これだけの種類を試しても肌荒れを起こすので、さすがに「私にはオイルが合わないんだ」とあきらめがつき、オイル美容とは決別しました。
肌が悲鳴を上げているのにオイル美容を続ける意味はありません。
お金と時間がもったいないので、オイル美容が合わないと感じたらオイルフリー商品に切り替えましょう。
オイルフリー商品にしたらみるみる肌荒れが改善。
今はもう怖くてオイル美容を試したいとも思いません。
筆者と同じようにオイルが合わない方にはこちらの記事がおすすめ
肌荒れ中に使ったスキンケア商品はこの記事で紹介しています。
さいごに
今回は筆者の経験をもとに全成分表から見分けるオイルフリー商品の見つけ方を紹介しました。
記事を書くにあたり、私もオイルの種類や成分など改めて勉強になりました。
みなさんが少しでもオイルフリー商品を見つけやすくなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
オイルフリー商品を探しているけど、どうやって見分けたらいいかわからない!