もう料理に疲れない!30代主婦が実践する毎日の食事づくりをラクにする方法を紹介します。

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こんにちは、オオトリです。

今回は備忘録を兼ねて、毎日の食事作りを少しラクにする方法をご紹介します。

「料理がしんどい」

「手間をかけずに料理を作りたい」



そんな方のお役に立てば幸いです。

料理をすると疲れるんです


私はもともと食べること・料理を作ることが大好き。



…なのですが、最近料理をした後の疲労感がハンパないんです。

夕食の片付けをした後は肩や首に「何かのってる?」と思うぐらいの重さとだるさ。

横になりたいという欲求と戦いながら、なんとか一日を終わらせています。



「おかしいな、料理は好きなはずなのに…。」



そんなモヤモヤを抱えた時に読んだ本をもとに自分なりに考えた結果、下記の2つが原因になっているのではないかと思い至りました。

  • 食事作りにはタスクが多い
  • 「こうしなければいけない」という思い込みが強い



みなさんも思い当たることはありませんか?

くわしく見てみましょう。

食事づくりにはタスクが多い

まず食事作りってタスクが多いですよね。

ざっと書き出してみると…

STEP

献立を考える

STEP

買い出し

STEP

調理、盛り付け

STEP

テーブルのセッティング

STEP

料理を運ぶ

STEP

食べた後の食器をキッチンに移動する

STEP

食器洗い

STEP

キッチン、シンクの片付け



うわー、こんなにある‼

細分化したらもっとありそうですね。



こんなにたくさんのタスクを毎日こなしているんだから、疲れて当然といえば当然かもしれません。

料理するだけならそこまで疲れないかもしれませんが、どうしても料理と後片付けはセットになりがちです。


料理を作る以外のたくさんのタスクが「食事づくりをしんどい」と感じる一因ではないでしょうか。

思い込み

そして思い込み。

これが一番厄介かもしれません。

筆者が育った家庭では、食卓に並ぶ料理はすべて手作りでスーパーのお総菜を買うことは皆無でした。

お味噌汁やそばつゆに使うだしも昆布と鰹節からとっていました。

これが当たり前だと思っていたし、自分も同じようにしなければならない・・・・・・・・・と思い込んでいたんですね。



栄養も考えつつ(だって栄養士の資格もってるし、)せっせと料理をしていた筆者ですが、うちの子は偏食がすごくて作ったところで食べません。

「せっかく栄養も考えて作ったのに…。」


虚しくなるしイライラするし、自己肯定感も下がります。

こんなの全然ご機嫌な毎日じゃない…。



「これじゃあ誰の得にもならないな」と思い、この度自分の食事づくりを見直すことにしたのでした。



ちなみに参考にした書籍は「料理がしんどい時は本に共感してもらいましょう|30代主婦おすすめの本3選」で紹介しています。

どれも素敵な本なので興味のある方はぜひ読んでみてください。

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食事づくりをラクにする方法

調理器具のイメージ画像

食事づくりを見直して、現在筆者が行っている調理法などをご紹介します。

献立を見直す

まずは献立の立て方。

以前は義務感から一汁三菜を用意していましたが、現在は一汁二菜に落ち着きました。

休日の夕食は汁物なしのおかず2品や3品という時も。



また燃えるゴミの前日は焼き魚をメインにした献立にしています。

ごみのにおいも気にならないし、固定化することでメニューを考えなくて済むようになりました。


そして1日の献立をなんとなく考えておくこともおすすめです。

何を作るかあらかじめ決まっていると「今余裕があるから夕食に作るこれをやっておこうかな」と作業を細分化することができます。

一気に仕上げなくていいので精神的にもラクですよ。

後に紹介する「じゃがいもチーズ」は作業を分けて作っています。





献立を頭の中だけで考えているとパンクしてしまいそうになるので、筆者はメモに献立を書き出しています。



筆者が実際に作っている献立メモ。



1枚のメモを6ブロック(=6日分)に分け、朝昼晩ごとに献立を書いていくのです。

思いついたものや冷蔵庫にあるものでできる料理を書いていくと、空白を埋めていくのが楽しくなってきます。

メモはすぐ書けるように、目がつきやすい冷蔵庫に貼っています。



ご飯を炊かない日を作る

我が家は炊飯器でご飯を炊いています。

が、ご飯を炊いた後に炊飯器のパーツを取り外して洗う、このプラス1の作業が地味に面倒…。

平日はお弁当やらで米の消費量が多いため毎日炊飯しますが、週末はご飯を炊かない日を意識的に作っています。

洗い物が一つ減ってラクになりました。

ご飯を炊く時間を変える

炊飯器つながりで、ご飯を炊く時間を変えました。

以前は夕食時にまとめて炊飯していたのですが、疲れがピークに達している夕食後に炊飯器のパーツを洗うのは非常にめんどう。

元気のある朝に炊飯→パーツ洗いをすることで負担に感じることがほぼなくなりました。

下ごしらえを簡単に

料理の下ごしらえはできるだけ簡単に済ませたいですよね。

筆者が行っている手間を省いた下ごしらえをいくつかご紹介します。



  • キャベツはそのままビニール袋へ

キャベツを1個買うと芯をくり抜いて湿らせたキッチンペーパーを詰めていたのですが、1週間で使い切るならそのままビニール袋に入れるだけで鮮度は変わりませんでした。


キャベツの芯をくり抜くのって結構大変。
キャベツを買った後の「やらなきゃ…」という義務感からも解放されました。



  • もやしは袋の中で水洗い

もやしを洗う際は袋の中に水を入れてシャカシャカ振ります。2~3回繰り返して水洗い終了です。

わざわざザルは出しません。

  • ササミは筋取り済み商品を利用する

ササミは生協で取り扱っている「筋取りササミ」を定期的に購入しています。

すでに筋が取り除いてあるので下ごしらえ不要、国産なのも安心。

必要量を袋から出して解凍すればすぐに使えます。

凍結品若鶏筋切りササミの商品写真


そしてこの筋取りササミでおそろしいズボラ料理を思いついてしまいました。

なんと解凍したササミを竹串に刺して焼くだけというお手軽さ。

ササミの串焼きの作り方は串に刺してグリルで焼くだけ。



ササミはたて半分に切ったり、片栗粉をまぶすと食べやすくなります。

味つけはしません。

食べる人の好きなように食べてもらいましょう。

塩、しょうゆ、マヨネーズ、カレー粉、わさびなどお好みで食べてください。



  • ハンバーグはえのきを使うのもあり

ハンバーグを作る時、玉ねぎをみじん切りにして炒める工程が面倒に感じませんか?

玉ねぎの代わりにえのきを使えばそのひと手間が省けます。

意外と食べ応えもありますし、手軽にハンバーグが作れるのは嬉しいですよね。

我が家は合い挽き肉ではなく豚ひき肉で作るので「ハンバーグじゃないじゃん」という指摘があるかもしれませんが、ご容赦ください。


混ぜるだけのえのきハンバーグはラクに料理したい時におすすめです。


  • 厚揚げで水切り不要

ハンバーグつながりで、豆腐ハンバーグを作る時は厚揚げを使うと水切りの手間が省けますよ。

思い立ったらすぐ作れますのでお試しあれ。



野菜は切るだけ・和えるだけ

できるだけ食べたい野菜は「切るだけ・和えるだけ」で簡単な一品を作ります。

例えば…

  • キャベツ…千切りにしてドレッシングかけるだけ
  • トマト…切って塩・胡椒・ニンニクチューブをかけるだけ
  • きゅうり…切って塩もみするだけ
  • なす…切ってグリルで焼いて塩ふるだけ (お肉の付け合わせにも。)


千切りキャベツだって立派なサラダです。



あとはビニール袋で作る浅漬けもおすすめ。

切った野菜に塩・酢・だしの素や鶏がらスープの素を揉みこんで半日おけば、いい塩梅に仕上がります。

ビニール袋で作れば洗い物もありません。



季節の野菜は栄養価も高いので、簡単に料理して美味しくいただきたいですね。

汁物をなくす

汁物ってハードル高くないですか?

主菜・副菜とかぶらない食材を使って作るのが負担に感じて、思い切ってなくしたら食事づくりがラクになりました。

ただ平日は汁物がほしいという要望があったので、汁物作りは休日だけお休みしています。

汁物の代わりに1品増やせば満足感もばっちり。



2種類の豆腐を常備

絹豆腐と高野豆腐は比較的安価に手に入り、たんぱく質も補えるので重宝しています。



絹豆腐は汁物の具や冷ややっこに。

夏場の冷ややっこはラクだけど立派な一品になります。


高野豆腐はレンジを使っても調理できるので便利ですよ。

あと1品欲しいなという時に助かります。

子どもの食いつきもいいので、この2種類の豆腐は欠かせません。



味つけは自分で

レシピ検索をして凝った味付けをしても、食べた人の「おいしい!」という熱量を感じず虚しくなってしまうことがしばしば。

そこで料理がめんどくさくて仕方ない時は味付けを放棄してみました。

私は肉や野菜を焼くだけ。

むしろ焼いて塩を振っただけのもののほうが食べてくれるので、なんだかなあと苦笑いです。



塩、ポン酢、ケチャップ、焼き肉のたれなどを食卓に並べてあとは各自に任せます。

食べてほしいのは味付けではなくたんぱく質や野菜なので、味付けにこだわらないことでラクになりました。

料理の工程も減ります!



メインに焼き魚

焼くだけで主菜になるので、焼き魚ってラクだと思います。

切り身になっているものは子どもも食べやすいですよ。

筆者は魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて魚を焼くので、後片付けもラクチンです。

アルミホイルで焼き魚を焼く写真



生協の味つけ済みの切り身は便利なので、冷凍庫にストックしています。



グリルを活用する

みなさんは魚焼きグリル、使っていますか?

魚を焼く時だけに使うのはもったいないです。



我が家はトースターがないので魚焼きグリルでパンを温めたり、野菜をグリルするのにも使っています。

新玉ねぎは輪切りにしてグリルするだけ。

アスパラはそのままグリルするだけ。

お好みで塩やマヨネーズで食べればその季節にしか味わえない贅沢な野菜料理の完成です。



グリル料理はコンロで炒めものや汁物を作るのと同時に作業できるので、あちこち動かなくていいのもポイント。

下記の「じゃがいもチーズ」は子どもも大好きでよく作ります。

レンジでふかしたじゃがいもにチーズなどをのせてグリルで焼くだけなので、簡単でおすすめですよ。

グリルで作るジャガイモチーズの写真



休日は麺類を

我が家は休日の昼食に麺類をよく食べます。

そばやうどん、そうめんなどを茹でて薬味やトッピングを用意するだけ。

ネギ、カニカマ、薄焼き卵が我が家の定番です。


スーパーでかき揚げや天ぷらを買ってきてお皿にのせれば豪勢な食卓のできあがりです。

外食よりは安上がりですし、手間もそれほどかからないのでラクチンですよ。

休日は麺類と決めておくと献立も考えなくて済みます。

シマダヤ「流水麵」の写真



水でほぐすだけのシマダヤ「流水麵」はよく買っています。
茹でなくていいのは本当にラク。



総菜に頼る

全部自分で作らなくてもいいんです。

筆者は30代半ばにして総菜に頼ることを覚えました。

スーパーのお惣菜とまではいかなくても、温めるだけとか盛り付けるだけで食べられるものを常備しておくと気持ちに余裕ができます。

豆もやし、ミートボール、厚揚げ、ワンタンの写真



また、たまのカップラーメンは予想外に子どもが喜びます。

体調不良などで料理の作り手がいつもごはんを用意できるわけではありません。

非常時の食事について話すいい機会にもなります。


母が具合悪くて食事を作れなかったら、ここにあるカップラーメンを作ってねと言っています。



自分の「好き」を取り入れる

ハートが並んでいる画像


面倒だなと思う作業は、自分の「好き」「癒される」要素を取り入れてあげると負担に感じなくなることがあります。

例えば筆者はお茶を淹れるという作業が嫌になっていました。

そこであこがれのマリメッコの保存容器(自分が癒されるもの)にお茶っぱを入れることにしたのです。

そのおかげでお茶淹れの負担が減りました。

単純ですね。


面倒な家事には自分の好きなもの、癒されるものをプラスする。

みなさんもぜひお試しください。


2個セットのマリメッコの容器を並べて置いています。

▲キッチンに物を出しっぱなしにしないように心がけていますが、心の栄養としてマリメッコ様を並べています。

お茶淹れに関しては「【茶筒・急須は使わない】これだけでいいの?緑茶をかんたんに淹れる方法を試してみた」で紹介していますので、興味のある方はあわせてお読みください。


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その他のタスクを減らす

白地にTASKの文字


調理の工程は減らすことができました。

でもその他のタスクは?

食事づくりには買い出しや食卓の準備、洗い物も含まれていましたよね。



これに関しては自分一人だけでやるのではなく、家族(食べるだけの人)に協力を要請するのがベターなのではないかと思います。




うちは子どもがいるのでお手伝いとしてランチョンマットを敷いてもらったり、カトラリーを並べてもらいます。

食べ終わった食器は自分でシンクまで持っていくのが我が家のルール。

当たり前のことかもしれませんが、しつけを含めて自分がラクになるような算段をつけております。

「私ばっかり」とため込まず、素直に「手伝って」と言えば思いのほか動いてくれます。



食べるだけの人(料理をしない人)は、自分が口にする料理がどんな工程を経て用意されているか知りません。

その無知が料理の作り手が疲れる・イライラする原因にもなるのではないでしょうか。



家事のタスクが減って余裕ができれば、家族にも優しくなれます。

そうすればみんなが機嫌よく過ごせますよね。

しんどい時に備えて普段から協力を要請することを習慣にしてしまいましょう。

さいごに

白い花束の画像


今回は疲れない食事づくりをご紹介しました。


食事は毎日摂るもの。

その食事を用意するのにパワーを使い切ってしまっていては、他のことを楽しむ余裕がなくなってしまいます。



毎日を機嫌よく過ごすためにも、食事づくりに費やす労力を加減していきましょう。



この記事が“疲れない食事づくり”の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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オオトリ
ひとりの時間をこよなく愛する二児の母。 ものぐさな性分なのでていねいな暮らしはできないけれど、自分が心地よく過ごすためのちょっとしたことをまとめています。