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こんにちは、オオトリです。
みなさん、毎日の料理作りお疲れさまです。
でも時には「料理するのがめんどくさいな」と思うこともありますよね。
今回はそんな時に読みたい本を3冊ご紹介します。
読めばきっと心が軽くなるはず。
「料理がしんどい…」と感じている方はぜひ最後までお読みください。
どうして「料理がしんどい」のか
料理は毎日行う家事のひとつ。
「料理を作る」ほかに「献立を考える」「後片付けをする」などタスクが多い家事ではないでしょうか。
さらに栄養バランスも考えながら食事を用意する…。
これを一日3回行うなんて大変な作業です。
筆者はもともと食べること・料理を作ることが好きで栄養士の資格まで保有しているのですが、最近よく思うんです。
「毎日の料理づくりがしんどい…。」
「好きだった料理がどうしてこんなにしんどいんだろう?」
そんなモヤモヤを抱えた筆者が読んで参考になった本を3冊ご紹介したいと思います。
読むと肩の力が抜けてラクになりますよ。
「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」
最初にご紹介するのは「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」。
料理研究家であるコウケンテツさんのエッセイです。
私に投げかけているのかと思った本のタイトルを見て迷わず手に取りました。
本書ではコウさんが「料理をつくるのがしんどい」と感じた体験をもとに、講演会やロケ先、家庭での話などが綴られています。
読んだ感想
読んだ後は共感しかなかったです。
コウさんは3児の父。
ご家庭でのお子さんたちとの食を巡るやりとりに「うん、うん」と頷きながら読んでいました。
世のお母さん達の代弁をしてくれていて、思わず目頭が熱くなる時も。
料理を作るのが男でも女でも思うことは同じだったりするんですね。
子育て中の方は特に参考になる本だと思います。
本書で筆者が印象に残った言葉が2つあります。
1つめはコウさんが2018年にフランスに取材に行った際の女性の一言。
「家で料理ばかり作っていたら、私のサンシャインが輝かないじゃない」
コウケンテツ著「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」p.30
ちょっと衝撃を受けました。
個人主義のフランス人らしい言葉ですよね。
こんなに言い切ってしまうのもかっこいいし、このくらいの意識でいいのかなと許されたような気持ちになります。
2つめは手料理=愛情?(p.53)に出てくるコウさんの考えです。
実は、「手料理=愛情のバロメーター」ではなく「手料理=余裕のバロメーター」と考えた方が、しっくりくるのではないでしょうか。
コウケンテツ著 「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」 p.54
手料理に必要なのは、心の余裕、時間の余裕です。
これ、お子さんのいる方はほっとする言葉ではないでしょうか。
もちろん全部を手料理するのは素晴らしいことです。
ですが実際は難しいですよね。
「私ってダメな親…」と思ってしまいがちなところを、実は余裕がないだけなんだよとコウさんが教えてくれます。
日頃感じていたモヤモヤに納得の答えをもらいました。
コウさんは本書で料理をつくるのがしんどい理由に「自分の理想のためにイライラしていないか」と挙げています。
「~しなければならない」と思っていると、自分を苦しめてしまうこともありますよね。
自分の理想がこだわりになっていないか、今一度考えてみるといいかもしれません。
特に小さい子どもがいると自分の思い通りにいくことのほうが少ない…。
また巻末には手間を排除するレシピが紹介されています。
本文に登場するレシピも写真つきで載っていて、ごはん作りの手間を少なくするアイデアは参考になります。
「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」はコウさんの優しい語り口で料理の作り手に共感してくれます。
「料理作りに疲れたという方」にぜひ読んでいただきたい一冊です。
「ちょっと作ってみたくなる大人のかしこい手抜きごはん」
次にご紹介するのは「ちょっと作ってみたくなる大人のかしこい手抜きごはん」。
家庭料理研究家である奥薗壽子さんのレシピ本です。
奥薗さんは50代に入ってから「料理がめんどくさいな」と感じ始めたそうです。
その理由に体力や気力が少しずつ落ちてきたこと、子育てがひと段落して張り合いがなくなったことを挙げています。
奥薗さんの体験に基づいたレシピの提案がとても参考になりました。
読んだ感想
写真付きのページばかりなので、パラパラとめくりながら読めます。
筆者が印象に残ったのは「手はかけたくないけど、体にいいものは食べたい。」という言葉。
特に野菜は最たるものではないでしょうか。
お惣菜や外食もいいけど、高くつくし栄養素が減っている場合も。
自分で作るのが合理的かも。
本書では4つの項目別に「作ってみたくなる」レシピが紹介されています。
どれも作り方は1~5ステップ。
やる気が出ないときのレシピは2ステップで作れるので構えずに料理ができます。
奥薗さんは本書の中でこう言っています。
で、思ったんです。本当は気持ちの問題じゃないかって。ほんのちょっとの考え方や、やり方を工夫したら、本当はそんなに大変なことじゃないのかもって。
奥薗壽子 「ちょっと作ってみたくなる大人のかしこい手抜きごはん」 p.3
コウケンテツさんの「自分の理想のためにイライラしていないか」と通じるものがあるように感じませんか?
自分の中で長年培ってきた「こうしなければいけない」「こうするべき」をちょっと変えるだけで、実は料理も大変じゃなくなるかもしれません。
長年包丁でキャベツの千切りをしていた人がスライサーを使ってみたら、キャベツの千切りがラクになるかもしれません。
本書で紹介されている豚もやし蒸し(p.42)は「料理がめんどくさい」ときにおすすめのレシピです(何度も作ってます)。
じゃがいもとツナのグラタン(p.96)もぜひ作ってみたい!と、料理に疲れたはずがわくわくしている筆者なのでした。
「ちょっと作ってみたくなる大人のかしこい手抜きごはん」は気軽に作れる家庭料理のレシピがいっぱい。
毎日の料理のヒントをたくさんもらえますよ。
「フランスの台所から学ぶ大人のミニマルレシピ」
最後にご紹介するのは「フランスの台所から学ぶ大人のミニマルレシピ」です。
こちらも料理研究家である上田淳子さんのレシピ本。
上田さんもお子さんの独立や一人ごはんの日が増えたことで料理がめんどうに感じたそうです。
本書では日本の食材で作るフランス的なごはんのレシピが紹介されています。
読んだ感想
道具ひとつで作る調理法がとても参考になりました。
“大人の”ミニマルレシピだけあって、出てくるお料理はどれもワインに合いそう。
本書ではフランスの家庭料理をヒントに気負わない食事づくりを提案しています。
フランスのウィークデーの家庭料理はとてもシンプルで、下記のように時間や手間をかけずさっと作るそうです。
なんて魅力的なの…!
紹介されているレシピはほとんど2ステップ。
工程が減ることで「作らなきゃ」というプレッシャーが軽減されます。
疲れていても、このくらいならできそう。
塩糖水(p.98)を鶏むね肉で試したら、しっかり味が染みていて感動しました。
野菜の調理法もおいしそう。
これから作るのが楽しみです(またわくわくしてる)。
「フランスの台所から学ぶ大人のミニマルレシピ」は必要最低限で料理を楽しみ、味わいたい大人におすすめの本です。
さいごに
今回は「料理がしんどい」時に読みたい本を3冊ご紹介しました。
いくら料理が好きでも、料理をしたくない時はある。
料理研究家の方たちでも料理がしんどくなるというのはなんだか安心しますね。
家庭内に料理の作り手が一人の場合、このしんどさはなかなか理解してもらえないかもしれません。
そんな時は本にしんどさを共感してもらいましょう。
共感を得ることで自分の心のケアにもつながると思います。
自分の機嫌は自分でとる♪
今回ご紹介した本はどれも素敵な本なので、興味のある方はぜひお手に取ってみてくださいね。
この記事が日々の料理作りのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まさにタイトル通りなの‼