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こんにちは、オオトリです。
この記事を読んでくださっている方はきっとお子さんの偏食に悩んでいますよね。
私もそうです。
子どもの偏食が始まって早7年…。
色々と試行錯誤を繰り返してきました。
今回は子どもの偏食と付き合ってきた筆者の落としどころを紹介したいと思います。
偏食に悩む親御さんの参考になれば幸いです。
この記事では我が家の長男に対して有効だった方法などを紹介しています。
万人には当てはまらないのでご了承ください。
偏食とは?
偏食とは「ある特定の食品に対する好き嫌いがはっきりしていて、しかもその程度がひどい場合」といわれています。
幼少期の偏食による影響は下記の通りです。
そう、偏食は将来の子どもの健康までも脅かす因子なのです。
でも声を大にして言いたい。
だって食べないんだもの‼
親がどんなに工夫をしようが、声掛けをしようが、食べないものは食べません。
テコでも動かないとはまさにこのこと。
私たち親は子どもの偏食とどう向き合っていけばいいのでしょうか。
偏食をなくそう
公益社団法人 千葉県栄養士会
https://www.eiyou-chiba.or.jp/commons/shokuji-kou/generational/hensyoku/
長男の場合
我が家の長男(8歳)の偏食が始まったのは1才半からでした。
今までパクパク食べていたものを拒否し、特定の食品だけ食べるように。
入園前に食べていたものはクラッカー、高野豆腐、ヨーグルト、果物、お菓子のみ。
園の面接時には「給食は大丈夫?食べられる?」と先生方に心配されたほどです。
入学前には多少食べられるものが増えましたが、未だに偏食は継続中。
学校給食は半分も食べていないものと思われます。
【重要】子どもの偏食と付き合う上で、やらない方がいいこと
子どもの偏食と付き合ってきて筆者が痛感していることがありますので、先にご紹介します。
まず子どもの偏食を親がコントロールすることはできません。
自分の子どもでも、目の前にいる子どもは自分とは別人格の一人の人間。
たとえ親でも子どもの“食べない意思”を変えることはできません。
子どもの偏食について、親はある程度のあきらめが必要だと考えています。
こちらができることは
だと思います。
特に脅すのはよくありません。
「これを食べないとお小遣い減らすよ」「おもちゃで遊べないよ」など。
言ったところで食べないものは食べませんし、こちらも後味が悪いです。
親は子どもの“食べない意思”を認められるくらいの余裕を持ちたいものですね。
偏食でも毎日元気に過ごしていれば、とりあえず大丈夫。
思いつめるとこちらが参ってしまいますので「まあいいか」と構えるくらいでいいのではないかと思います。
また先輩ママさんに聞くと「小さい頃は偏食だったけど、高学年くらいには何でも食べるようになった」という声をよく聞きます。
子どもが食べるようになるまで待つことも大事なのかなあと感じています。
いつになったら食べるのか、途方もない時間に思えますが…。
先が見えないので親も不安になるんでしょうね。
ただし最低限の栄養はとってもらいます
幼少期の偏食で親が一番懸念するのは「栄養が足りてないんじゃないか」ということではないでしょうか。
前述の通り栄養不足は子どもの成長にも影響がありますし、この飽食の時代に栄養失調なんて困ります。
そんな事態を防ぐべく、子どもに最低限の栄養を摂ってもらうために筆者が行っていることをご紹介します。
栄養強化の商品を使う
必要な栄養素と摂ってもらうために、我が家では栄養強化の商品を購入しています。
乳製品
朝ごはんの定番としてダノンヨーグルトを用意しています。
この商品はビタミンDとビタミンB1が配合されていて、味は普通のヨーグルトと変わらずほんのり甘くて食べやすいです。
長男が大好きなチーズはQBBの鉄分と葉酸が配合されているものを購入。
鉄臭さもなく、くせのないチーズです。
卵
卵はビタミンEが豊富な商品をチョイス。
ふつうの卵の値段に数十円出すだけで買えますし、サプリよりは安く済みます。
ビタミンEは抗酸化作用があり、美容のためにも摂りたい栄養素。
私もちゃっかり恩恵に与っています。
お米
お米はビタミンや食物繊維が豊富な胚芽米に変えました。
特に違和感なく食べています。
ちなみに雑穀米は嫌がりました。色やつぶつぶ感に抵抗があるみたいです。
よく利用する生協の胚芽米は5㎏で2000円前後。
無洗米なので研ぐ必要もなく親もラクチンです(これ重要)。
また炊飯時に鉄玉を入れて炊くことで鉄分も補給しています。
鉄玉を入れるとご飯が美味しく炊ける気がします。
鉄玉にはいろいろな形があって選ぶのも楽しいですよ。
ふりかけ
長男はふりかけご飯が好き。
1日1袋という約束の元、毎日嬉しそうにふりかけをかけています。
そこでふりかけにも栄養強化の商品をあてがうことにしました。
筆者のおすすめは「旅行の友」「給食用鉄分が入った!鰹ふりかけ」「ふりかけ鉄之助 プラス亜鉛」の3種類。
「旅行の友」は栄養強化の商品ではないのですが、原材料が安心なんです。
パーム油やショートニングではなく米油を使用しているところにとても好感がもてます。
サバを含む小魚魚粉がメインなので少しは青魚の栄養が摂れるかも?という淡い期待をこめて。
「給食用鉄分が入った!鰹ふりかけ」は旅行の友と同じ田中食品株式会社の商品。
鉄分が2.2㎎配合されています。
「ふりかけ鉄之助 プラス亜鉛」は鉄分3㎎に加え亜鉛1.2㎎を配合。
やさい、かつお、たらこなど味のバリエーションも豊富なので選ぶのも楽しくなりますね。
鉄分配合でもふつうのふりかけと変わらず、どれもおいしくいただけます。
長男のふりかけをかける姿を見て「しめしめ、鉄分をとっておるな」とニヤリと笑う母なのでした。
ちょっといいものを使う
使用頻度の高い調味料をちょっといいものにすることで、栄養補給を狙います。
塩
長男は塩おにぎりが好きなので塩にもこだわってみました。
「ぬちまーす」は一般的な塩に比べてミネラルが豊富に含まれています。
お値段は250g 1200円ほどとお高めですが、塩おにぎり程度なら一回の使用量が少ないのでしばらく使えます。
夏場は麦茶にひとつまみ加えて熱中症対策にも。
パッケージ裏に紹介されている、ぬちまーすを加えて炊飯したご飯はもちもちして美味でした。
またぬちまーすは小鼻横の白いカスを取る方法にも使えますよ。
砂糖
砂糖はてんさい糖を使っています。
てんさい糖はミネラルのほかに天然のオリゴ糖を含むためおなかの調子も整えてくれますよ。
上白糖のようなガツンとくる甘さではなく、まろやかでやさしい甘さです。
【ホクレン てんさい糖 HPより引用】※てんさい糖の表示値は目安です。
油
調理に使う油はオリーブオイルを使用しています。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は酸化しにくいのが特徴です。
n-9系脂肪酸(オメガ9)を含む食品について
キユーピー株式会社 https://www.kewpie.com/education/information/oil/function/point03.html
しょうゆ・みりん
料理には丸大豆醤油、本みりんを使っています。
安価な商品には水あめなどの混ざり物が入っているので、素材そのままの味を感じてほしい母の願いも込めて。
もちろんビタミン・ミネラルなどの栄養補給はサプリメントでもいいと思います。
ですが子ども用の商品は高い。
この値段なら「ふだん食べているものをちょっといいものに変えたほうがいいのではないか?」と考え、食事を用意する側の負担低減も図った結果、上記の内容に落ち着いています。
せっかく各企業が栄養ある商品を販売してくれているのですからどんどん利用しましょう。
食べやすくする調理法
長男は嗅覚や舌の感覚が敏感なように見受けられます。
食べ物を口に入れることが嫌にならないように、筆者が行っているちょっとした食べやすい調理の工夫をご紹介します。
野菜はよく煮込む
長男が嫌う野菜はよく煮込んでやわらかくすると食べやすいみたいです。
汁ものの野菜はよく煮込んだり、最近は野菜のポタージュを作っています。
ポタージュならおつゆに溶け出した栄養もまるどといただけるので、こちらもなんとなく安心です。
ひき肉を味方にする
ひき肉を使った肉だんご系の料理はよく食べます。
ハンバーグ、つくね、ギョーザ、シュウマイなど。
これらは野菜も一緒に混ぜ込んで作ることができるので、いつも何かしらの野菜を細かく刻んで作っています。
肉には片栗粉をまぶす
とはいっても、毎日肉だんご系の料理というわけにはいきません。
薄切り肉や鶏肉を使う料理の時は片栗粉をまぶしてから焼いたり煮るようにしています。
片栗粉をまぶすとお肉がやわらかく、食べやすくなるんですよね。
とろみもつくので調味料もよくからみます。
串に刺す
調理法というほど仰々しいものではありませんが、食材を串に刺して食卓に出すのもおすすめです。
お肉を竹串に刺して焼いたり、切った野菜をピッグに刺して出すと思いのほか食べます。
わくわく感があるんでしょうか。
この食品を食べてほしいの
親が子どもに「これは食べてほしい」食品ってありますよね。
特に野菜や魚が当てはまるかと思います。
ですが食べてほしいからといっても子どもはまず食べません。
「あなたのためを思っているのに」と親もストレスが溜まります。
お互いが気持ちよく食事できるように、視点を変えたゆるーい食事をご紹介します。
魚を食べよう
子どもに食べてほしい魚。
長男は焼き魚や煮魚はまあまあ食べるけど、それでも2・3口分くらいです。
そこで小魚を常備しています。
こちらも生協で買えるぽりぽり小魚。
甘みがついているので食べやすいみたいです。
(そういえば私も小さい頃はそうだったなあ…と思い出しました。)
魚まるごと食べられるから魚の栄養はとれているであろう。
放っておくと3~4袋食べていたりするので、魚はこれでいいかと肩の力が抜けました。
が、良質な油である魚油は摂ってほしい。
そこでDHAのサプリをおやつ代わりにあげています。
おすすめはユニマットリケンのこどもDHAドロップグミです。
みかん風味 約90粒/30日分 希望小売価格 1380円(税込)
チャックを開けた時に魚の匂いを感じますが、粒で食べる分には気になりません。
DHAだけではなくEPAも摂れるのでよく買っています。
子ども用サプリでDHA・EPA配合ってなかなかないんですよ。
1日の目安量の3粒でDHA 47.8㎎、EPA 12.3㎎が摂取できます。
グミ好きな長男は喜んで食べ、その様子をほくそ笑む母なのでした。
野菜を食べよう
子どもに野菜を食べさせるのは至難の業です。
長男はトマト、きゅうり、いも類は食べますが葉物は食べません。
キャベツ一切れ食べるのに30分かかるので親も疲れてしまいます。
というか苦痛…。
「青虫に負けてるよ⁉」という言葉も無効だったのでお手上げ状態です。
そんな長男はギョーザが好きなのでキャベツをたくさん練りこんで作っています。
子が食べるなら、手間のかかるギョーザだって作ります!
またドライカレーはピーマンを入れても食べるので、休日の昼食によく作ります。
偏食の長男でも喜んで食べるのですから、カレーって本当に偉大です。
▲豚肉とじゃがいものカレー炒め。長男が好きなじゃがいもとカレー粉を合わせたらよく食べました。
あとは通称「緑のジュース」。
バナナ、牛乳、小松菜などの青菜をブレンダーにかけて作っています。
熟したバナナを使うとさらに甘みが増して飲みやすいですよ。
撹拌することで舌ざわりが気にならなくなるので、長男も飲みやすい(食べやすい?)ようです。
葉物を練りこむのはホットケーキもおすすめです。
長男は粉ものが好きなので、緑色のホットケーキでもパクパク食べます。
多少手間はかかりますが、野菜を食べてくれるなら作りますよ…。
しかしどれも連日作ると食べなく・飲まなくなるのでたまーに作る程度を心がけて。
親の「食べてほしい」オーラを表に出さないのがポイントです。
なかなか神経を使います…。
考え方を変えてみた
子どもの偏食と付き合ってきてつくづく思うのは、考え方は一つじゃないなということです。
私たち大人が持っている固定観念にとらわれない食事についてお話します。
一つの食品にこだわらない
最近「納豆が嫌」といい始めた長男。
納豆のにおいが嫌になったみたいです。
でも納豆はたんぱく質も摂れるし、親としては食べてほしい食品なんだけど…。
そこで発想を変えました。
親が食べてほしいのは納豆というより、大豆の栄養だなと。
納豆が嫌なら他の大豆製品を食べればいい。
長男は冷や奴や高野豆腐、炒り豆は自分から食べます。
大豆食べてるじゃん。
そう考えたら納豆を食べさせることにこだわらなくなりました。
一つの食品だけを見るのではなく、親の認識を広げることでラクになった実体験です。
シンプルを心がける
味つけを複雑にしないことも長男には有効でした。
なんでしょう、子どもってお子様ランチとか凝った味つけのものが好きだと思い込んでいたのですが、長男は全く食べないんですよ。
テレビや本などで子どもがお子様ランチを食べるシーンを目にするけど、「子どもはお子様ランチ」という思い込みだったのかなあという母の気づきです。
後に紹介する“観察”の結果、長男はごちゃごちゃ入った料理が嫌みたいなんです。
炊き込みご飯や鍋料理などたくさんの食材が一皿に混ざっている料理は嫌な顔をします。
長男が好んで食べるのは塩おにぎりや素うどんなど。
ザ・シンプルですね…。
喜んでもらおうと凝った味つけをしても余計なお世話だったようです。
作り手の筆者は複雑な気分ですが。
このように長男の偏食によって固定観念を壊されまくっています。
母30歳半ばにして新しい発見の連続です。
どうすれば食べられる?
子どもが食べやすくなる“必殺技”があるといいですね。
長男は食べにくい肉なども海苔で巻くと抵抗なく食べたりします。
焼きそばはパンにはさむと食べる意欲が湧くらしい。
また長男はポン酢が大好き。
焼いただけのハンバーグ、冷ややっこ、ギョーザ、食べにくい野菜はポン酢をかけて食べています。
子どもが自分なりに食べられる方法を一緒に探していけるといいですね。
親ができる行動
上記以外に子どもの偏食と付き合う上で大切だと感じた親の行動をご紹介します。
子どもを観察する
子どもがどんな料理が苦手で、どんな料理なら食べるのかご存じですか?
長男は具が入っているケチャップライスは食べないけど、ケチャップをかけたご飯は食べます。
「なんだかよくわからん奴…」と当初は思っていましたが、子どもの食行動を観察するうちにシンプルな料理が好きなんだということに気づきました。
「いいから食べなよ」という言葉はぐっとこらえて、子どもの食行動をただ観察すると気づきがあったりします。
本人に聞いてみる
言葉が通じる年齢の子どもであれば「何が嫌?」「どうしたら食べられる?」と聞いてみましょう。
食べない理由はその子なりにあるんですよね。
威圧感なくフラットに聞くようにすると子どもも素直に教えてくれたりします。
食べない原因が分かれば対処もしやすくなりますよ。
長男の「見た目が嫌だから食べたくない」発言にはちょっとイラっときますけどね。
親が食事を楽しむ
食べたくないものばかりで「食事が苦痛」と思うより「食事は楽しくて美味しいものなんだ」と子どもに感じてほしいですよね。
なので親が美味しそうに食事をする姿を見せるようにしています。
筆者は野菜が大好きなので「新玉ねぎあまーい」「アスパラうまっ!」など口に出して野菜の美味しさを表現。
わざとらしくなく、あくまでも自然体を心がけて。
「俺も食べてみようかな…」と子どもが自分から野菜を口にする日がくると信じて。
母は今日も「れんこん美味しい!」とシャキシャキ食べているのです。
さいごに
今回は子どもの偏食と7年付き合ってきた筆者の落としどころをご紹介しました。
終わりが見えない偏食と付き合っていくのは大変です。
筆者も何度も固定観念を壊されたり、作ったものを否定されて気力をなくすことも多々ありました。
でも、私たち親が何かできることもあるはず。
「栄養に関して知識がない」という方はお住いの市町村のこども課に相談してみましょう。
栄養のプロが相談にのってくれますよ。
自分では思いもよらなかった見方があったりするので、第三者の意見はとても参考になります。
他者と話すだけでも気持ちが軽くなりますしぜひ利用してみてください。
そしてお子さんを観察したり、丁寧にヒアリングすることで、親も子どもも苦痛に感じないそのご家庭なりの“落としどころ”を見つけていきましょう。
この記事がお子さんの偏食に悩む方のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
せっかくの食事の場の雰囲気も悪くなってしまいます…。